おはこんばんちは。1月にやろうと考えていた事を何も終わらせられなかったダメ男のヒロマツです。さて、今日は、日経電子版を見ていて目に留まった記事『 就活の最大の武器、1位は「サークル・部活の経験」』を基に、元採用担当者ヒロマツの考えを書いていきたいと思います。就活生の多くがアピールできると思っている自身の強みや経験。でも、採用担当者はたいしてその話に興味を持っていないかもしれませんよ。
この記事の目次
就活の最大の武器、1位は「サークル・部活の経験」の記事概要
就活情報大手のマイナビが1月29日に発表した大学生のライフスタイル調査から、就活生が考える自分の最大の武器を紹介している記事です。文系理系合わせた全体の1位はサークル活動・部活動の経験で、2位がコミュニケーション能力。3位は学校で学んだ専門知識という結果となっていました。( 記事はこちら → 就活の最大の武器、1位は「サークル・部活の経験」)
ヒロマツの視点
ここでは記事内で紹介されている就活生が考えている自分の武器について、元採用担当として多くの学生と面接したヒロマツの見解を書いていきたいと思います。企業側が採用したいと思う学生は企業それぞれで違いますし、採用するときの社会背景とかでも学生に求めるものは変わるものです。ヒロマツが採用担当から離れて3シーズン経っていますが採用する側の考え方などは参考になると思います。それでは、1位から順にいきたいと思います。
サークル活動・部活動の経験
ヒロマツの経験上、サークルや部活の話をする学生の多くは、「 Aというサークル(部)でBという力( 自分の武器 )を発揮しCという成果を出した。だから、自分の強みはBだと思います。」みたいな内容を具体的なエピソード付きで話してきます。しかし、正直なところヒロマツはよっぽど興味を引かれる内容でない限り、適当に相槌を打ちながら聞き流していました。聞き流すというと語弊があるかもしれませんね。聞いているけど重要視していなかった( 合否の判断材料としていなかった )の方が近いかもしれません。その理由は、その人の色が出ていないから。先程も言いましたが、この手の話は「 Aというサークル(部)でBという力( 自分の武器 )を発揮しCという成果を出した。」という場合がほとんど。そして、驚くことにBやCで挙げられる内容にも大差はなく、そのほとんどが、どこかで誰かが話していた、聞いたことのある話ばかりなのです。多くの人が経験したCという成果。そしてその過程で必要なBという能力。BもCもありきたりでは何の興味も沸きません。だから真剣に聞いていないのです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力を自分の強みとしてアピールしてくる学生も多い印象をもっています。「 コミュニケーション能力には自信があります。持ち前のコミュニケーション能力を発揮してCという成果をあげました。」てな感じです。でもね、面接はコミュニケーションの場。もっと言えば、ESだって自分の考えを他者に伝えるコミュニケーションの場なんです。あなたのコミュニケーション能力があるかないかなんて、あなたがアピールしようがしまいが、こちらで判断しますよ。ってな感じで聞いていました。いちいち言わなくても、面接官が判断できることを、短い面接時間の中で敢えてアピールする必要はなく、そんな時間がるなら別のことアピールした方が良いとヒロマツは思います(とか言いつつ、自分もコミュニケーション能力をアピールしてましたが)。 ちなみに、ヒロマツが面接をしていてこの人、コミュニケーション能力が高いなぁと思う人は、ノンバーバルコミュニケーションに長けた人です。具体的には面接官の声にならない反応を見て対応できる人。面接官が知りたい事とズレた回答をしていることに気づける人です。なかには、話の途中で話す内容を適切に修正してくる強者もいるくらいです。
学校で学んだ専門知識
しっかり勉強してきた学生は企業にとっては良く見えるものです。主観的な要素が強い採用試験にあって、学校の成績は客観的指標になりますから。でも、専門性が高ければ高いほど諸刃の剣にもなる事実。企業ニーズにマッチすれば絶大な力を発揮しますが、ニーズからずれると敬遠されてしまいます。でも、それでいいのではないでしょうか?専門知識をアピールするということは、その分野での仕事を生業にしたいということでしょうから。採用試験はお見合いみたいなものです。相性の悪い人と結婚する必要はありません。
ヒロマツからのアドバイス
ヒロマツが勤めている会社の場合、面接試験は3回あり、ヒロマツは主に1次面接を担当していました。1次面接で見定める要素は色々とあるんですけど、その中でもヒロマツが重要だと思うのが自立しているかどうかでした。自分で考えて行動を起こせているかということです。目的意識を持って行動しているかと言ってもいいかもしれません。この記事を読んでくれているあなたは、「 大学で何がしたかったんですか? 何で大学に進学したんですか?」と聞かれて、自信を持って回答できますか? 回答内容と過してきた学生生活に一貫性はありますか? 方向転換することもあるでしょう。でも、その理由をしっかりと述べられますか? 大切なのは「 自分は●●と考えたから▲▲という行動をした 」とはっきりと言えることです。面接官が見ようとしているのは、あなたがどんな色を持った人なのかということ。それを「何を考え、どんな行動をしているか」ということで判断するわけです。
なんか、うだうだと書いてしまいましたが、今日はこれまで。締まりのない終わりで申し訳ありませんが、以上。ばいなら。
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