ヒロマツの部屋

ダメリーマンの頭の中。日常生活で思った事、感じた事などを好き放題書く自己満ブログ

お台場とは関係ないダイバーシティ

各メディアで頻繁に報道されているダイバーシティ。自分にはあまり関係ないと思っていたが、うちの会社でもダイバーシティとやらの推進をしていくらしいので、少し調べてみた。
ご参考までに。

ダイバーシティとは】
『多様な人材を活かす経営戦略のことで、互いの違いを尊重して受け入れ、その違いを能力として活かし、企業の競争力を高めていくこと』みたいなことらしい。

「企業が競争力を高めていこう」 と考えるのは当たり前のことだけど、日本政府が企業の競争力云々に口を出すからには、それなりの理由がありそうだなぁ・・
ってことでもう少し調べてみました。


ダイバーシティ推進の背景】
それはズバリ、労働力不足!!

働き手となる世代人口(15~64歳の人のことらしい)は50年後には今の60%にまで減少すると推計されているみたいだから恐ろしい。
だって、10人で残業してやっと終わっている仕事を6人でやることになるって話だよ。

仕事があっても働く人がいなければ、仕事が回らなくなり、潰れる会社が出てくる。
倒産する会社が続出すれば、国としては税収が減って国力が低下するし、国民にとっても社会保障関係のサービス低下は必至だろう。まさに不のスパイラル。

そんな未来に備えて、騒がれているのがダイバーシティ

戦後の日本は 男は仕事、女は家庭、という男女分業制で成功してきた。
男は会社で文句も言わず遅くまでモーレツに働き、女は家庭を守る。
男は金を稼ぎ、女は家事、子育て。
そんな画一的な考えが日本全体にあったので、日本企業の人事制度もモーレツに働ける男に最適になるように設計されていた。

しかし、前述の労働力不足でモーレツに働ける男だけでは、仕事が回らなくなりそうだから、違う労働力も確保していこう。
っていうのが日本で今、ダイバーシティ推進が騒がれている背景ではないだろうか。

もちろん、他にも
・モーレツ社員にその見返り(昇進)を提供できなくなってきたこと
・ITの普及で色んな価値観が生まれ、それが認められるようになってきたこと
・同じような思考回路を持つ人たちの組織より、違った思考回路を持つ人たちの組織の方がより良いアイデアが出やすいこと
など、他にも色々あると思うが

『モーレツ社員だけでは会社が回らなくなった。だからダイバーシティの推進』
というのが日本でダイバーシティが騒がれている本質ではなかろうか。

長時間労働過労自殺に起因して「ブラック企業」やら「働き方改革」という言葉をよく耳にした1年だったけど、その裏にはモーレツ社員でなくても働ける職場環境を整えて、今まで労働力としてあまり重視していなかった、女性や高齢者等にも働いてもらって労働力を確保していこう。
ってことではなかろうか。

過去には、女性活躍推進法、育児・介護休業法、高齢者雇用安定法、障害者雇用促進法、などなど、相対的に重視していなかった層の就業を促進するような法律が色々施工されているしね。



うちの会社も労働力不足なのかね。一応、就職人気ランキングとかにランキングされていたりするんだけどね。。