先日とある人物に
『 〇〇の打ち合わせで話題に上がりました〇〇の手順についてご教授願います。』
というようなメールを送ったら、
こういう場合は『 ご教授下さい 』ではなく『 ご教示下さい 』を使うんだと指摘されました。社会人になって15年以上経ちますが『 ご教授下さい 』と『 ご教示下さい 』、私は今までまったく意識せず使っていました。
でも指摘されたのは今回が初めてです。
・今までは無意識に使い分けていた?
・相手も理解していいない?
・指摘してくれる人がいなかった?
と、今まで指摘されてこなかった原因は色々と考えられますが、今回指摘されて一つ賢くなることができました。とある人物に感謝です。
『 ご教授下さい 』と『 ご教示下さい 』
それぞれの使い方について、いつものようにグーグル先生で調べてみました。
まず、それぞれの言葉の意味です。
・教示 → 知識や方法を教え示すこと
・教授 → 学問・技芸を伝え教えること
とのことです。
知識や方法を教えるときは『 教示 』、学問や技芸を教えるときは『 教授 』と使い分ければ良いのでしょうが、いまいち釈然としません。
知識と学問の違いを明確に理解していないからか?
と思い、「 知識 」と「 学問 」についても調べてみました。
・知識 → ある事柄について、いろいろと知ること。その知りえた内容
・学問 → 一定の理論に基づいて体系化された知識と方法であり、哲学や歴史学、(省略)などの自然科学などの総称。
とのことです。
要は一定の理論に基づいて体系化されているか否かが、「 知識 」と「 学問 」という事みたいですが、これを見ても腹落ちせず。
だって、私が送った冒頭メールの「 〇〇の手順 」だって、先輩たちの今までの経験等に基づいて体系化されたものなのでは?と思ったからです。
で、さらにググっていて私なり辿りついた結論は以下のとおりです。
☆ビジネスメールではほとんど『 ご教示下さい 』で問題なし。
→ 業務上の指示、情報等が欲しいときはご教示
→ ちょっと教えてのときはご教示
<例文>
・見積書の書き方をご教示下さい。
・都合の良い日をご教示下さい。
☆長い期間、継続的に専門知識の指導を受けたいときは『 ご教授下さい 』
→ 長期間にわたって教え授けてもらうという非常に重たいときに使用
<例文>
・今後とも末永くご教授いただけますようお願い申し上げます。
・〇〇様の研磨技術をご教授願います。
これで『 ご教示下さい 』と『 ご教授下さい 』の使い分けはバッチリのはずです。
関連記事
・負のスパイラルの反対ってなんだ?